2020年05月09日

真言宗の葬儀の作法やマナーを知っておこう

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真言宗は空海が高野山で修業をして、伝承した真言密教です。全国に多くの信者が存在しており、お通夜や告別式などを希望している人が増えています。20代、30代の若い人は、真言宗の葬儀のマナーや作法を知っておきたい人が多いです。

いざという時に慌てないように、必要な知識を身に付けておくと良いでしょう。地元の寺院の檀家になっている場合は、僧侶が斎場に訪れて丁寧な読経をしてくれます。他の宗派と同様に僧侶による読経を行い、喪主や遺族のお焼香が始まります。

初めて葬儀に参列する人は、お焼香は何回行うのか知っておきたい人が多いです。真言宗の場合は3回行うのが一般的です。お焼香に使用するお線香は抹香を使用します。祭壇の前には香炉が準備されているので、右手で抹香をつまんで、胸の前に持っていき、3回お焼香をします。

お焼香が終わったら、遺族や遺影に一礼をして退出をします。現代は仕事や育児で忙しい人が増えているので、お通夜か告別式のどちらかだけに参列しても、失礼にはなりません。親しい間柄の場合は告別式にも参列したい人が多いです。

出棺をする時は遺族や喪主が遺影を持ち、何回か回る動作をします。回ることで故人の方向感覚を無くして、迷わずあの世に行けるように導いています。火葬場に行くまでに生前に使用していた、お茶碗を割る動作をします。