2017年02月15日

副葬品として棺に入れて良いもの避けるもの

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葬儀で納棺するときには、副葬品として入れたいものがたくさんあります。しかし、火葬するときに避けてほしいといわれる品物もあるので注意しましょう。高齢の方の場合、メガネや入れ歯などを入れたいと希望する方が多いです。葬儀社や火葬場によって多少違いがあるものの、入れ歯は入れ予定ケースが多いです。ただし、金属を使用した眼鏡なら遠慮して欲しいといわれることもあります。男性を納棺するときに、ゴルフクラブを入れたいとか、趣味のものを入れてあげたいという方もいますが、火葬に時間がかかることや、品物の材質によっては入れることができません。女性の納棺でも服が好きだからといってたくさん詰め込むことはできません。あまりないケースですが、果物が好きだった方の副葬品に、果物を入れることも避けましょう。

このように入れて良いものと避けてほしいものが厳しく分けられるようになったのは、以前に好ましくない副葬品が入っていたことで、火葬場の従業員が怪我をするような事故が起こったためです。厳しく管理している火葬場では、心臓ペースメーカーをつけている方かどうかまで確認することがあるほどです。事故が起こるとご遺体も大変なことになりますし、仮想上そのものが使用できず問題が大きくなるので、現在は入れて良いものを厳密に分けるようになっています。あまりにもたくさんの品物を詰め込むと、火葬に時間がかかり、待ち時間が長くなるほど心身ともに疲れている遺族の負担になることも指摘されています。納棺の際は担当者に、1つずつ入れていいのかどうかを確認しておけば十分です。

また、先に取り上げたように入れない方が良いものも数多くありますが、その品物の写真を撮影したものを入れる方法が紹介されています。どうしても入れてあげたいと考えているものがあれば、愛用の品を写真にしておきましょう。ただし、写真を入れる時に注意しなくてはいけないことがあります。例えば、高齢の方がなくなって、孫と一緒の写真をいつも大事に持っていたとしても、存命の方の写真を納棺するのは不適切だと言われています。中には、「孫も一緒に火葬した気分で悲しくなる」という方もいるため、人物の写真は避けた方が良いです。

● 参考情報
知っていれば葬儀が楽に行える!葬儀ノウハウ発信所
http://www.sogiknowhow-hassinjo.org/
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